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にきび治療について

[2023.02.06]

2月に入り、いよいよ学生さんは受験シーズンですね🌸
あとは卒業式を待つだけ!という方や、新生活に向けて準備をし始める頃かと思います😊

この時期はニキビ治療を始める学生さんが多く受診されます🏥
そのため今回は、「ニキビ(ざ瘡)」についてご紹介いたします。

🌸ニキビとは?
皮脂腺の慢性的な炎症で「ざ瘡(ざそう)」という皮膚の病気です。
思春期ニキビ大人ニキビの2種類がありますが、どちらも皮脂が毛穴につまりニキビの原因であるアクネ菌が増殖してしまうことで発症します。

 

🌸皮脂がつまる原因は?
■ 化粧品や日焼け止め、シャンプー、洗顔料などの洗い残しによる皮膚の汚れ。
■ ストレスや寝不足、新陳代謝の低下、ホルモンの影響などによるターンオーバーの乱れ
■ 元々の肌質、糖分や油分の多い食生活、お肌の洗い過ぎになどよるホルモン分泌の異常や皮脂の過剰分泌
などがあります。

 

🌸種類
思春期ニキビ:主に額から鼻にかけてのTゾーン、こめかみ、頬骨のあたりなど皮脂腺の多い部分に発生し、炎症を起こすことも多いため放置するとニキビ跡が残ってしまいます
大人ニキビ:口や顎周りに乾燥してカサついたニキビが繰り返しでき、ストレスや生理周期などが原因であることが多いです。

また、ニキビにはたくさんの種類が存在し、進行度によって『白→黒→赤→黄』と患部の色が変化していきます。

1.白ニキビ(面皰)
一般的にコメドと呼ばれ、炎症はなく毛穴に皮脂や角質などの老廃物がつまった状態です。
コメドを自分で潰してしまうと、雑菌が入りやすくなったり取りきれずに残った芯からニキビが再発することがあります。

2.黒ニキビ(面皰)
毛穴に溜まっていた皮脂が空気に触れることで酸化して黒くなった状態です。
毛穴が開いた黒い小さな盛り上がりになっています。

3.赤ニキビ
酸化した皮脂が毛穴を塞いでしまうと皮膚の常在菌であるアクネ菌が増殖し、毛穴とその周りに炎症を起こすため赤みや腫れで痛みを伴うことがあります。

4.黄ニキビ(膿疱性ざ瘡)
塞がれた毛穴の内部で症状が悪化し膿を持った状態です。
化膿した患部が黄色くなり、触ると痛みを伴います。
毛穴の周りの皮膚組織を破壊し、ニキビ痕として瘢痕(はんこん)ができる場合もあります。

🌟ニキビ痕を残さないためにも、白ニキビの状態から治療をすることがとても重要です!

 

🌸外用薬の種類と作用
【アダパレン】毛穴のつまりを抑え、皮脂がたまらないようにします。
【過酸化ベンゾイル】アクネ菌などの増殖を抑え、毛穴のつまりを取る作用があります。
【クリンダマイシン】殺菌作用があり、炎症を抑えます。
【ナジフロキサシン】アクネ菌やブドウ球菌の複製を阻害することで殺菌作用があります。

📝年齢によって使用できる薬剤や使用する部位(顔や体)によって異なることと、ニキビの症状に合わせて医師が選択します。

 

🌸ニキビの内服薬の種類
【抗生物質】患部の炎症を抑え、悪化を防ぎます。
【ビタミン剤】皮脂分泌のコントルールを行い、皮膚の炎症を抑えます。
【漢方】ニキビが出来にくいように体質を改善します。

 

🌸日常生活での注意点
・ストレスの少ない規則正しい生活を心掛けましょう。
・食事の制限はありませんが、炭水化物の過剰摂取は避け、バランスの良い食事をしましょう。
・睡眠を十分取りましょう。
洗顔のしすぎは逆効果です。朝・晩2回洗顔し、肌を清潔に保ちましょう。
・乾燥しないよう、しっかり保湿をしましょう。
💎ニキビ用のスキンケア用品の取り扱いもございます。
お悩みの方はぜひご相談ください🌷

 

🌟ニキビの治療は症状によって変わります。
また触ったり潰したりすると、症状が悪化し瘢痕が残る可能性があります。
ニキビ跡を残さない為にも、ご自身の判断で市販薬を使用せず、早めに受診し治療を始めましょう❢

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