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蕁麻疹について

[2022.05.31]

こんにちは😊
本日は「蕁麻疹」についてご説明致します。

 

🌸蕁麻疹とは
蕁麻疹は、突然赤みを伴う小さな皮膚のふくらみができる疾患です。
このふくらみは、いつの間にか消えるのですが、別の場所に現れてはまた消えることを繰り返します
また、ムズムズするかゆみをもつことが多いです。

 

🌸原因
蕁麻疹は、4~5人に1人が一生のうちに一度は経験するといわれています。
そのうち、7割以上の患者さまは、自発的に症状があらわれる「特発性蕁麻疹」です。
特発性蕁麻疹の原因はまだよく分かっていません
その他に、次に挙げるような特定の刺激によって起こる蕁麻もあります。
・風邪薬や痛み止めを飲むと蕁麻疹がでる
・物に当たったり、ひっかいたところに蕁麻疹がでる
・特定の食べ物を食べた後に症状がでる
・日光に当たると症状がでる
・運動や入浴の後など、体が温まると症状がでる
・寒いところに行くと症状がでる
・皮膚が水に濡れると症状がでる
?このタイプの蕁麻疹では、お薬が効きにくいこともあるため、蕁麻疹を起こす刺激を避けることが大切です。
原因を特定するために、採血やパッチテストによるアレルギー検査をする場合もあります。

🌸症状
膨疹という、蕁麻疹に特有の赤み・かゆみ・ふくらみを伴う発疹が出現し、24時間以内に消えることが多いです。
蕁麻疹の症状は、主にヒスタミンと呼ばれる物質により起こります。
何らかの刺激で皮膚の肥満細胞という細胞からヒスタミンが放出されると、血管に作用して皮膚のふくらみや赤みを、神経に作用してかゆみを起こします。
蕁麻疹は症状の続く期間によって、急性慢性に分けられます。
【急性蕁麻疹】症状が1ヶ月以内に治まるもの。
【慢性蕁麻疹】症状が1ヶ月以上続くもの。夕方~夜間に症状が出て、悪化することが多いです。
治療には、数週間~数ヶ月以上かかることが多いです。

 

🌸治療
特発性の蕁麻疹は原因が分からないことが多いですが、お薬が効きやすく、治療によって治ることが多いです。
そのため、原因不明だからと諦めずにしっかりと治療を行うことが大切です。
主に抗ヒスタミン薬という飲み薬で治療します。
症状が軽くなってきたらお薬の量や回数を徐々に減らしていきますが、飲み続けることが大切です。
ご自身の判断で急にお薬を中止しないようにしましょう。
症状がなくなっても、しばらくはお薬を飲み続けることが大切です。
先生と相談しながらお薬を飲み続けることで、蕁麻疹をコントロールしていきましょう。

 

🌟蕁麻疹はかゆみも強く、長引くと辛い病気です😢
適切にお薬を飲み治療することが大切ですので、気になる症状がある方はお早めに受診しましょう!

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