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顔が赤い?「酒さ」(赤ら顔)について

[2022.06.21]

こんにちは🍧
2022年5月26日に、『ロゼックスゲル』の処方が保険適応となりました🙌🏻
それにちなんで、「酒さ」についてご説明致します。

 

🍧酒さとは
なんらかの因子によって炎症を引き起こされた結果、鼻や頬が赤くなりひどくなるとプツプツとした皮疹が見られる疾患です。
原因は未だに分かっていません。
しかし過度の日光暴露飲酒刺激物の摂取血管拡張剤の服用副腎皮質ステロイド外用薬の塗布などは憎悪因子と言われています。

 

🍧症状
鼻先や頬、眉間、額に繰り返し生じる一過性の赤みや火照りが初期症状です。
次第に持続性の紅斑血管拡張がみられるようになります。
さらに悪化すると、ニキビのような皮疹(丘疹・膿疱)が見られたり、鼻の皮膚が厚く肥厚しコブのように盛り上がってしまう(鼻瘤)こともあります。
📝1490年に描かれた有名な絵画「老人と少年」(ドメニコ・ギルランダイオ)鼻瘤の老人が描かれています。

 

🍧治療
ステロイドを使用すると症状の悪化が懸念されるため、アレルギーの免疫反応を抑える免疫抑制外用薬を使用します。
症状によっては抗生物質漢方薬の内服を処方する場合もあります。
また抗菌薬として『ロゼックスゲル』が酒さに効果的ともいわれています。
しかし
「乳がん等のがん性潰瘍から発せられる悪臭を抑える外用剤」としてのみ保険適応となっていました。
そのため患者様には、自費で購入していただく形をとらせていただいていました😥
そこでやっと5月26日に保険適応の認可がおり、保険で処方ができるようになりました!!

 

🍧日常生活で気を付けたいこと
1⃣洗顔
 余分な皮脂、汚れを落とし清潔を保つことは大事ですが擦りすぎは酒さを悪化させる原因となります。
 よく泡立てて顔の負担が少ないように洗いましょう。
2⃣食事
 アルコール・香辛料などの刺激物は酒さを悪化させる場合があるため摂りすぎには注意しましょう。
3⃣紫外線
 紫外線を長時間浴びる事も悪化させてしまう一因です。
 そのため日傘や帽子、日焼け止めなどの紫外線対策が大切です。
 また日焼け止めは皮脂や汗で落ちてしまうため、日中塗り直すとより効果的です。


💎皮膚科推奨の日焼け止めクリームの取り扱いがございます。
クリニック専売品ですが、診察なしで受付でご購入いただけます
サンプルのご用意もございますので、気軽にスタッフにお声掛けください♪

 

🌟見た目のお悩みや、特に女性は化学物質に過敏になる為お化粧品選びが難しい疾患です。
酒さは難治性の場合もあるため、まずは根気よく治療することが大切です😊
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください♪

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