夏でも手荒れの患者さま、増えています👐🏻
こんにちは😊
今日は「手湿疹」についてご紹介致します。
例年冬場に受診される方が多いですが、コロナが流行し始めた頃から手洗い&手指消毒する機会が多くなり、夏場でも手荒れでお困りの患者さまが多く受診しています。
特に小児のお子さまは、大人に比べて皮膚のバリア機能が劣るため増加傾向にあります😢
✋原因
水や洗剤、紙に触れる機会が多いと手指の皮膚表面の皮脂膜が減少・消失し、皮膚のバリア機能が低下します。
そこに様々な刺激を受けることで、湿疹を生じます。
また、発症・増悪にアトピー性皮膚炎が関与する場合もあります。
✋症状
手指・手の平に乾燥と痒みを伴う湿疹が生じます。
表皮が剥けたり薄くなったりすることで、ヒビ割れやアカギレを伴う場合も多くなります。
慢性的になると手が固くごわごわし、苔癬化(たいせんか)することもあります。
📝水虫が疑われる場合には、皮膚の一部を採取して検査します。
✋手湿疹と間違えやすい皮膚疾患
症状が手湿疹と似ているため間違われやすい皮膚疾患として、以下のものが挙げられます。
「汗疱」「掌蹠膿疱症」「手白癬」「手カンジダ症」「アレルギー性接触皮膚炎」などがあります。
✋治療
皮膚に潤いを与える保湿剤や、尿素のクリームなどを処方します。
痒みや湿疹などがある場合にはステロイドの塗り薬や、かゆみ止めの飲み薬が出ます。
?手は刺激が多く、薬も取れやすいので、こまめに塗り直しましょう。
✋日常生活で心掛けること
・水仕事で洗剤を使用する際は直接洗剤に触れないように、ビニール手袋やゴム手袋等を使用しましょう。
・何度も手を洗うと症状が悪化しやすい為、手の洗い過ぎには気を付けましょう。
・寝る前に塗り薬を塗った後、綿の手袋を着用すると薬の効果が高まります。(当院でご購入可能です)
・再燃&再発を予防するために、治ったあとも皮膚のバリア機能を助ける保湿剤を継続しましょう。
🌟手湿疹は悪化すると治りにくくなるため、早めに治療を開始することが大切です。
気になる症状がございましたら、お早めにお越しください😊